地主神社 | 葛川まちづくり協議会

2021/04/05 15:47



地主神社の由来
地主神社は葛川明王院の鎮守として明王谷を挟んで近接しており、創建は明王院との関わりの中で伝えられています。
相応和尚はこの地で修行をつまれました折、この地の地主神である思古淵明神が和尚の前に現れ、「第三の霊神が特に浄地であるから不動明王に会うことが出来よう」と伝えられました。やがて明神の言葉どおり葛川谷の三の滝で不動明王を感得され、明王院を建立されました。
この時に明王院の鎮守として、明王院の背後に地主神社が建てられました。貞観元年(859)のことと伝えられています。

主祭神 国常立尊(くにとこたちのみこと)
地主神 思古淵大明神(しこぶちだいみょうじん)
山王権現
を祀る地主神社。重要文化財にも指定されています。
本殿は文亀2年(1502年)に建てられました。

「しこぶちさん」と安曇川といかだ流し
地主神社で祀られている「思古淵大明神」は、京都から滋賀へ流れる一級河川安曇川の流域で祀られている川の流れといかだ流しにまつわる神様です。当社創建以前は太古より司水神として思古淵神が祀られ、安曇川上流で働く筏師等の守護神として信仰が厚く、今も境内社として祀られています。
また、河童にまつわる伝承もあります。

「志古淵さんという筏乗りの名人がいた。ある時、子供を乗せて筏で川を下っていたが、一人の子供の姿が見えなくなった。川をせき止めて探してみると、河童が息子を抱えて岩陰に隠れていた。川をせき止められて水場を失った河童は命乞いをした。そこで志古淵さんは、菅笠をかぶり、蓑をつけて、蒲の脚絆をを巻いて、草鞋を履き、コブシの竿を持った筏乗りには決して悪さをしないと誓わせて助けてやった。それから安曇川流域の筏乗りは皆、志古淵さんと同じ格好で筏に乗るようになり、事故もなくなったという。そこで志古淵さんを筏の神様として神社に祀ったのである。
別の話では、息子を助けるために河童と交渉して、年に3人だけ人の子をやると認めてしまった。そのために、安曇川流域では毎年3人の水死人が出るようになったともいう。」(「日本伝承大鑑」より)


地主神社

住所:滋賀県大津市葛川坊村町116 MAP
祭礼日:7月 18日 葛川祭り
午後九時になると各町より高張御神灯を伊勢音頭と共に当社に奉納し、引続いて明王院に参進して、ここで延暦寺の僧と共に太鼓廻しの行事が斎行されます。

アクセス

★電車:JR湖西線「堅田」駅より、江若バス「坊村」バス停下車 徒歩約4分(運行期間は、春分の日から12月第1日曜日までの土休日限定運行のみ)堅田葛川線時刻表
★車:湖西道路「真野」ICより約30分
駐車場:葛川市民センター駐車場 約40台(無料)MAP